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対馬のカワウソを本格調査 環境省、ふんや体毛を収集しDNA解析へ

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対馬のカワウソを本格調査 環境省、ふんや体毛を収集しDNA解析へ

調査前に取材に応じる筑紫女学園大学の佐々木浩教授=28日午前、長崎県対馬市 調査前に取材に応じる筑紫女学園大学の佐々木浩教授=28日午前、長崎県対馬市

 環境省は28日、国内で38年ぶりにカワウソが確認された長崎県・対馬で、約1週間の本格的な調査を始めた。専門家ら約10人が海岸や河川でふんや体毛を集め、個体数や生息状況などを把握し、ふんなどが見つかればDNA解析する。結果は9月下旬以降に出る見込み。

 カワウソやツシマヤマネコなど希少野生動物への影響を考慮し、調査は非公開とした。メンバーの一人で、国内外でカワウソの生態調査に携わってきた筑紫女学園大学の佐々木浩教授は「新鮮なふんを見つけ、破壊されてないDNAを検出したい。何らかのものは見つかるだろう」と意気込んだ。

 対馬のカワウソは、琉球大のチームが2月、設置したカメラで1匹を捉えた。チームはニホンカワウソが生き残ったか、韓国から海を渡った可能性を指摘。一方、7月に調査した環境省はユーラシアカワウソ2匹が生息し、雄と雌の可能性があると発表した。

 ニホンカワウソは昭和54年に高知県須崎市で生きた姿が目撃されたのが最後とされる。環境省は平成24年、生息を30年以上確認できないとして「絶滅した」と判断した。

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