産経WEST

和歌山県警、直轄警察犬を導入 容疑者逃走許した昨年の連続発砲事件が契機

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


和歌山県警、直轄警察犬を導入 容疑者逃走許した昨年の連続発砲事件が契機

 犯罪者の追跡のために警察が直接飼育する「直轄警察犬」(直轄犬)を和歌山県警が今年度から導入し、本格的な活動に向けて訓練に取り組んでいる。県警にはこれまで直轄犬がおらず、29日に発生から1年を迎える和歌山市の発砲事件では逃走する容疑者の追跡に警察犬の投入ができなかった。事件を契機に直轄犬の導入が決まったものの、現在飼育しているのはシェパード1頭のみ。県警は頭数の拡充を目指すが、予算や専任の人員確保などの課題がある。

 「ヨハン、来い!」。8月23日、和歌山県紀の川市の河川敷。暑い日差しの中、真剣な表情で指示を出す県警鑑識課の庵野(いおの)勝信巡査部長と県警の直轄犬第1号のシェパード「ヨハン フォン マイン リーベ」(雄、1歳1カ月)の姿があった。庵野巡査部長は「ゼロからのスタートなので日々勉強だ。活躍できるように訓練を積みたい」と話す。

 県警が直轄犬の導入を決めたきっかけは昨年8月29日、和歌山市で発生した拳銃発砲事件だ。市内の土木建設会社で発砲し、4人を死傷させた男はそのまま逃走。県警は足取りをつかめず、男は31日未明、市内の集合住宅に拳銃を所持したまま立てこもった。

続きを読む

「産経WEST」のランキング