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三重大大学院の入試科目に「忍者学」 来年から 伊賀流発祥地の町おこしも

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三重大大学院の入試科目に「忍者学」 来年から 伊賀流発祥地の町おこしも

 「忍術」試験を突破して大学院生に-。三重大は大学院の人文社会科学研究科地域文化論専攻で、来年2月の入試から選択科目として「忍者・忍術学」を導入することを決めた。同専攻では、忍者関連の授業が複数設けられ、修士論文も忍者をテーマにすることができる。

 山田雄司人文学部教授によると、学術的、科学的に忍者を研究する人材を育成するほか、「伊賀流忍者」発祥の地、三重県伊賀市など地元で町おこしとして、観光関連の仕事に携わる人にも門戸を開くのが狙い。大学生だけでなく、社会人や留学生の入試利用も念頭に置いている。

 同専攻の定員は8人。必須科目として小論文があり、もう1科目を「日本史」「考古学」などから選択する。忍者・忍術学は古文書などの資料を読解した上で、他の選択科目と同様、一問一答や論述の問題に答える形式になる予定。

 三重大は伊賀流忍者の研究で知られ、これまでも忍者が持つ技や生活の知恵などを分析、研究する「伊賀連携フィールド」や古文書や資料をデータベース化し、情報発信する「国際忍者研究センター」を設立するなどしてきた。

 山田教授は「便利なものに依存する現代で、自然と共に暮らした忍者の知恵を学び、持続可能な社会の構築に役立てたい」と話している。

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