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【鉄道ファン必見】地上20メートル、さらば「天空の駅」 三江線・宇都井駅…最後の夏 来春に廃線

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【鉄道ファン必見】
地上20メートル、さらば「天空の駅」 三江線・宇都井駅…最後の夏 来春に廃線

塔のようにそびえ立つ宇都井駅。ホームは地上20メートル。まさに「天空の駅」だ 塔のようにそびえ立つ宇都井駅。ホームは地上20メートル。まさに「天空の駅」だ

 中国山地を江の川沿いに走るJR西日本のローカル線「三江線」が最後の夏を迎えている。利用客の減少で来年4月1日付での廃線が決まっているからだ。ほとんど利用者のいない秘境駅や大自然を感じられる車窓など見どころは多く、中でもファンや観光客に人気なのが宇都井(うづい)駅。ホームと待合室は地上から高さ約20メートルにあり、山間の地にそびえ立つその姿から「天空の駅」と呼ばれている。

116段の価値あり

 島根県の江津と広島県の三次を108.1キロで結ぶ三江線。江津から74.8キロの地点、島根県邑南(おおなん)町にあるのが宇都井駅。単線でホームは片面。それだけなら何の変哲もない田舎の無人駅だが、しばしばテレビ、雑誌にも取り上げられ、知る人ぞ知る存在になっているのは駅の構造が珍しいからだ。

 山の中腹あたりに掘られた左右のトンネルの出入り口を高架でつなぐ形でレールは延びているが、宇都井駅はその高架上に作られている。トンネルの間が約200メートルほどしかないため、谷間にある集落の地上に路線を降ろすことができなかったためだ。

 駅舎はコンクリート製の塔のような建物で、入り口は昭和の団地のような雰囲気。1日に上下8本の列車しか止まらない無人駅にエレベーターがあるわけがなく、そこから地上20メートルのホーム、待合室まで116段の階段を上らねばならない。途中の踊り場には残りの段数のほか、地元の子供たちによる「あと少しでゴール」などの言葉が掲示されていてほほえましい。ようやくホームにたどりつくと、さわやかな風やのどかな風景が心地良く、116段を上った価値はある。

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