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大阪唯一の村「千早赤阪村」活性化大作戦 キーワードは「イチゴ」と「棚田」 新規就農者呼び込みへ

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大阪唯一の村「千早赤阪村」活性化大作戦 キーワードは「イチゴ」と「棚田」 新規就農者呼び込みへ

イチゴを生産する福永洋一さん=8月10日、大阪府千早赤阪村 イチゴを生産する福永洋一さん=8月10日、大阪府千早赤阪村

 人口減少と少子高齢化が進む大阪府唯一の村である千早赤阪村を活気づけようと、府と村が農業を通じた新たなプロジェクトに乗り出す。特産品としての成長が見込まれるイチゴの産地形成を進めるとともに、地元農家が保全活動に力を入れる「下赤阪の棚田」にオーナー制度を新設するなどして新規就農者を呼び込むという戦略。果たして「過疎地」から脱却できるか。(吉田智香)

脱サラ6年目、「紅ほっぺ」は行列ができる人気に

 村ではこの数年、30~40代のイチゴ農家3人が相次いで就農した。その1人、福永洋一さん(45)=大阪市西淀川区=は元会社員。脱サラして農業を始め、まもなく6年目になる。

 大粒で甘みのある品種「紅ほっぺ」を中心に、ビニールハウス(約35アール)でイチゴを栽培。仲間と運営する村内の直売所で販売するイチゴは、行列ができるほどの人気になっている。

 12月には、栽培に関するノウハウや販売戦略を教える実践型の農業塾「いちごアカデミー」を開講。村での就農を希望する人を受け入れ、イチゴの産地化や加工品の商品開発を進める。このほか、海外からの観光客をターゲットにした観光農園の開設支援や、古民家を活用したスイーツ店の誘致も計画している。

 軌道に乗るまでは、十分に売り上げが伸びずに悩んだという福永さん。「1年目から売り上げを伸ばせるよう、農業塾の参加者をサポートしたい」と話す。

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