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無痛分娩めぐる損賠訴訟 医院側争う姿勢 京都地裁で第一回口頭弁論

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無痛分娩めぐる損賠訴訟 医院側争う姿勢 京都地裁で第一回口頭弁論

 出産時に麻酔で痛みを和らげる「無痛分娩(ぶんべん)」で麻酔ミスにより母子ともに重度の障害を負ったとして、ロシア人の元大学准教授、エブセエバ・エレナさん(40)と日本人の大学教授の夫(55)らが、京都府京田辺市の医院「ふるき産婦人科」に計約9億4千万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が22日、京都地裁(久保田浩史裁判長)で開かれ、医院側は争う姿勢を示し請求棄却を求めた。

 訴状などによると、エレナさんは平成24年11月、同医院で無痛分娩により出産するため、腰に注射して局所麻酔薬を投与する「硬膜外麻酔」を受けた。直後に容体が急変。救急搬送先の病院で帝王切開により長女のみゆきちゃん(4)を出産したが、2人とも重度の障害を負った。

 原告側は、麻酔の針が本来より深い位置に達していたミスが疑われるほか、高濃度の麻酔薬を過剰投与したことが原因と訴えている。2人は現在も植物状態で24時間態勢の看護が必要だという。

 夫らは、医院の男性院長に対する業務上過失致傷罪の告訴状を京都府警に提出する意向を示している。

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