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【大統領からみる韓国(4)】北から米の貨物船で脱出 米の敗北に喜びの戦慄…

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【大統領からみる韓国(4)】
北から米の貨物船で脱出 米の敗北に喜びの戦慄…

 農業係長時代、ヨンヒョンは共産党加入を強要されたが最後まで拒否したとされる。

 避難後ヨンヒョンは、巨済島(コジェド)捕虜収容所で労働者として働き、文の母は鶏卵売りの行商をした。文の幼いころの思い出は、ほとんどが「貧しさ」にまつわるものだ。

 父譲りの読書好き

 少年時代の文は内向的だったようだ。「本を読むときが一番幸せだった。私の読書好きはお父さん譲りかもしれない」と文は振り返る。自叙伝で文は父についてこう記す。

 「父との思い出は多くない」。口数の少ない父とは会話らしい会話を交わしていなかったという。

 「たまに口にする言葉を聞くと父は社会意識が深い方だった。韓日会談(日本と韓国の国交正常化を目指した会談。朝鮮戦争中の51年から始まった)にはなぜ反対しなければならないかを近所の大学生に説明するのを聞いたことがある」

 文は「知らない間に父は私の社会意識、批判意識に影響を及ぼした。後になってわかった」と述べる。

 大学に入学した文は、当時の多くの韓国の大学生同様、民主化運動に情熱を燃やした。運動の先頭に立っていた文は75年4月に拘束され、執行猶予付きの懲役8カ月の判決を受けた後、8月に軍部隊に強制的に徴兵される。

 後に文は、「大学時代、私の批判意識と社会意識に一番大きな影響を及ぼしたのは、そのとき大学生たちがみんなそうだったように李泳禧(リヨンヒ)先生だった」と著書で振り返っている。

 民主化を熱望する知識人らによる雑誌『創作と批評』に掲載された李のベトナム戦争に関する連載を文は熱心に読んだ。

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