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【関西の議論】無痛分娩で母子が植物状態の悲劇 「人生が変わった」夫慟哭、医療ミス裁判の行方

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【関西の議論】
無痛分娩で母子が植物状態の悲劇 「人生が変わった」夫慟哭、医療ミス裁判の行方

無痛分娩の麻酔ミスで植物状態になった母子とともに記者会見に臨む親族。「二度とこのようなことが起こらないように、原因を分析しないといけない」と訴えた。(左から)夫、リュボビさん、長女のみゆきちゃん、エレナさん=7月29日、京都市中京区 無痛分娩の麻酔ミスで植物状態になった母子とともに記者会見に臨む親族。「二度とこのようなことが起こらないように、原因を分析しないといけない」と訴えた。(左から)夫、リュボビさん、長女のみゆきちゃん、エレナさん=7月29日、京都市中京区

 「分娩(ぶんべん)室に入っていく前は本当に元気だったのに」。夫の悲痛な訴えが胸をつく。出産時に麻酔で痛みを和らげる「無痛分娩」をめぐり、妊産婦が死亡するなどの重大事例が相次いで発覚している。中でも京都では、同じ産婦人科医院でミスがあったとして3家族が損害賠償請求訴訟を提起。このうち1家族が7月、京都市内で記者会見した。車いすに乗った妻と長女とともに記者会見に臨んだ家族は「1人の医師の対応で、このような人生になってしまった。二度とこのようなことが起こらないように、原因を分析しないといけない」とも訴えた。一連の事態を重く見た日本産婦人科医会は無痛分娩について初めての提言を出す方針を決め、厚生労働省も近く研究班を立ち上げて実態把握に乗り出すという。

麻酔後に急変

 7月29日、車いすに乗った女性と幼い子供が、それぞれ夫と祖母に押されて記者会見場に現れた。2人とも寝たきり状態で話すことはできない。会見中も、血流を良くするために体を揺すったりするなどのケアをしていた。それでも家族は「植物状態になっている現状を伝えなければ」との思いから、2人を同席させたと説明した。

 訴えを起こしているのは、無痛分娩の処置で重い障害が残ったというロシア人女性の元大学准教授、エブセエバ・エレナさん(40)=京都市左京区=と長女のみゆきちゃん(4)。それに、日本人で大学教授のエレナさんの夫(55)と、エレナさんの母親で医師のボイコ・リュボビさん(63)。京都府京田辺市の医院「ふるき産婦人科」に対し、計約9億4千万円の損害賠償を求めている。

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