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【世界陸上】「力が足りない」と多田…世界との差を痛感、準決勝で力尽く

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【世界陸上】
「力が足りない」と多田…世界との差を痛感、準決勝で力尽く

男子100メートル準決勝 レースを終えた多田修平=ロンドン(共同) 男子100メートル準決勝 レースを終えた多田修平=ロンドン(共同)

 陸上の世界選手権の男子100メートル準決勝で多田修平(関学大)は3組5着の10秒26。予選よりもタイムを落としてファイナリストの称号はつかめず、「自分の弱さ、力が足りない」。世界大会初挑戦の21歳はくちびるをかんだが、世界との差を痛感できたことが、最大の収穫だっただろう。

 予選と同じくボルトと同走したレース。強心臓が珍しく、「緊張感があって、集中しきれなかった」という。スタートの感覚が悪く、序盤こそ一歩抜け出したものの、次々と世界の強豪の背中を眺めることになった。

 「スタートが一番の武器と思っていた。それでも中盤でかわされた」。タイムだけを見れば、自己ベストの10秒08を出していれば、決勝進出の可能性もあった。だが、そんな机上の数字以上の力の差を肌で感じた。

 いみじくも多田のスタートダッシュに驚嘆したのは今大会の覇者、ガトリンだった。差は近いようで遠い。細身の21歳が見据える最大の目標は2020年東京五輪。「そこまでに筋力を増やし、世界と戦えるようにしたい。だいぶ、明確になった」。その旅路はまだ始まったばかりだ。(坂井朝彦)

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