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iPS細胞使った未来の医療 山中教授が語る 京都で講演

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iPS細胞使った未来の医療 山中教授が語る 京都で講演

iPS細胞の現状と未来について講演する京都大学iPS細胞研究所所長・山中伸弥教授=京都市左京区のロームシアター京都 iPS細胞の現状と未来について講演する京都大学iPS細胞研究所所長・山中伸弥教授=京都市左京区のロームシアター京都

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)の発見でノーベル医学・生理学賞を受賞した京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授が5日、京都市左京区のロームシアター京都で「iPS細胞がひらく新しい医学」と題して講演した。京都東山ロータリークラブの創立50周年記念事業の一環。

 山中教授は父親を肝炎で亡くした自らの経験に触れつつ、米留学を経て「研究の力で病気を克服する」というビジョンを持ち、それがiPS細胞の発見につながったことなどを紹介。「iPS細胞の使い方は主に薬の開発と再生医療。関西はその最先端を行き、成果が期待されている」と現状を報告した。

 一方で「課題は時間とお金がかかること」と指摘。「研究者の長期雇用や環境改善、若手の教育・育成には皆さんの寄付が必要。アメリカのような寄付文化を広げたい」と支援と協力を求めると、会場から大きな拍手がわき起こった。

 講演後には、同クラブから同研究所「iPS細胞研究基金」に寄付の目録贈呈が行われ、山中教授からは感謝状が贈られた。

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