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【希代のスプリンター 末続慎吾の告白(1)】100メートル9秒台への期待 パリ世界陸上銅メダルで「周囲は熱狂」…重圧を一人で背負う

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【希代のスプリンター 末続慎吾の告白(1)】
100メートル9秒台への期待 パリ世界陸上銅メダルで「周囲は熱狂」…重圧を一人で背負う

【第101回日本陸上競技選手権大会】男子200メートル予選第2組、レースを終え、笑顔を浮かべる末続慎吾=ヤンマースタジアム長居(撮影・甘利慈) 【第101回日本陸上競技選手権大会】男子200メートル予選第2組、レースを終え、笑顔を浮かべる末続慎吾=ヤンマースタジアム長居(撮影・甘利慈)

 4日に開幕した陸上のロンドン世界選手権。同選手権の代表選考会を兼ねた6月の日本選手権(大阪・ヤンマースタジアム長居)に懐かしい顔があった。2003年パリ世界選手権男子200メートル銅メダリスト、末続慎吾(37)=SEISA。日本短距離界を長らく牽引(けんいん)してきた末続が無期限休養に入ったのは、400メートルリレーで銅メダルを獲得した北京五輪直後の08年秋にさかのぼる。走る気力を取り戻すまで3年。そこから最高峰の舞台へ返り咲くまでさらに6年。五輪、世界選手権を通じ、短距離種目で日本人初のメダリストとなった希代のスプリンターが、第一線から遠ざかっていた「空白の9年」について打ち明ける。(聞き手 細井伸彦)

短距離日本人初のメダル獲得

 〈03年5月に100メートルで日本歴代3位(当時)となる10秒03をマーク。200メートルでは翌月、20秒03の日本記録を打ち立て、8月の世界選手権で銅メダルを獲得した。日本人初の9秒台へ-。国民の期待感は高まる一方だった〉

 「世界選手権でメダルを取り、100メートル9秒台、200メートルで19秒台に近づいたことで、周囲は熱狂している状態だった。当然、僕も記録を出したい、メダルを取りたいとそこに目標を置いたが、言ってしまえばそれだけになっていた。何秒何で走ったとか、何番だったとか、潔くもあれば残酷でもある結果だけが、当時の僕にとっての価値基準。だからなのか、レースで走ったときの喜びや痛みは覚えているが、その間のプロセスについては全然覚えていない」

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