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【軍事ワールド】軍用機もヘリも賄賂の材料? 裏金発覚 ステルス機導入にも影響か

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【軍事ワールド】
軍用機もヘリも賄賂の材料? 裏金発覚 ステルス機導入にも影響か

フィリピン空軍が運用する韓国のFA-50、T-50の姉妹機だが、たびたび墜落事故を起こしている(ロイター) フィリピン空軍が運用する韓国のFA-50、T-50の姉妹機だが、たびたび墜落事故を起こしている(ロイター)

 輸出を視野に戦車や自走砲など様々な兵器の国産化を目指す韓国にあって、ほぼ唯一の成功作といえなくもない。しかし現地紙の中央日報(電子版)によると、この成功作が不正の舞台になったという。

 韓国検察は、KAIが協力会社からT-50の部品を実際より高い値段で購入し、その見返りに協力会社から「支援金」を受け取り、裏金として秘密の銀行口座にプールしていたとの情報を得たという。

 こうした裏金作りの材料にされたのはT-50だけではなく、ヘリコプター「スリオン」も“錬金術”に利用されたとみられている。

欠陥だらけで採用の“怪”

 軍用ヘリ「スリオン」は韓国初の国産ヘリを目指し06年に開発計画がスタート。KAIとS&T重工業という韓国の2社が、仏エアバスヘリコプターの技術移転を得て開発するとされた。つまり部品の作り方をエ社がKAIなどに教えるという契約だったとされる。

 ところが技術移転を受けることと、実際に作れることの間には大きな差があった。ヘリの開発で最も重要な動力伝達装置については、KAIと関連企業の技術力では手にあまり、エアバス社から完成品を購入していたことが判明。14年には現地紙の中央日報が「(韓国)監査院は1兆3千億ウォン(約1300億円)が投入されたヘリコプター国産化事業が事実上失敗したとみて調査に着手した」と報道した。

国産という当初の「高い理想」とかけ離れ…ところが本当のトラブルが

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