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【衝撃事件の核心】「恥ずかしい…でも解決したい」探偵が悪用したネット広告の〝裏技〟 アダルトサイト料金請求の被害者心理巧みに突く

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【衝撃事件の核心】
「恥ずかしい…でも解決したい」探偵が悪用したネット広告の〝裏技〟 アダルトサイト料金請求の被害者心理巧みに突く

インターネット広告を悪用した探偵業者による詐欺事件を受けて、京都府警が開催した対策協議会。消費者庁や検索大手「ヤフー」なども参加した=京都市上京区 インターネット広告を悪用した探偵業者による詐欺事件を受けて、京都府警が開催した対策協議会。消費者庁や検索大手「ヤフー」なども参加した=京都市上京区

 探偵業者は結局、アダルトサイトの運営業者の所在地などの調査しか行わなかった-。これが検察側の冒頭陳述で明らかにされた被害の1例だ。

詐取金半分を広告費に投入

 詐欺容疑で摘発されたのは、東京都渋谷区の探偵業「日本リサーチコンサルティング」の男性経営者(25)と従業員の男2人の計3人。

 3人は昨年9~11月ごろ、アダルトサイトの架空請求トラブルの解決を装い、京都市右京区の男性会社員ら2人に「お金を払ってもらえれば全て解決します」などと嘘をつき、現金計4万6千円を振り込ませ、だまし取ったとして今年4月に逮捕された。

 捜査関係者によると、経営者らは相談者から依頼を受けても、調査を行わなかったり、アダルトサイトの運営会社の住所を調べただけだったりしたという。

 府警によると、経営者らの詐欺グループによる被害額は、昨年8月~今年4月で、全国の約千人から約6500万円以上とみられる。

 被害が多数に上った背景について、ある捜査員は「『検索連動型広告』というネット広告の一種が悪用されたことで被害が広がった」と指摘する。

 検索連動型広告は、インターネットであるキーワードで検索をかけると、それに応じてサイトや商品などの「広告」が検索結果として表示される仕組み。

 事件では、「消費者センター」「消費生活センター」などのキーワードでネット検索すると、「アダルト請求相談センター-消費者トラブル5分で解決」と記載した経営者らのサイトが上位に表示された。「広告」との記載もあったが、小さくて気づかなかったという。

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