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【衝撃事件の核心】製薬への信頼揺るがした「無届け中国製成分」混入問題…大手メーカーも被害、広がる波紋

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【衝撃事件の核心】
製薬への信頼揺るがした「無届け中国製成分」混入問題…大手メーカーも被害、広がる波紋

報道陣の前で謝罪する山本隆造社長=和歌山市 報道陣の前で謝罪する山本隆造社長=和歌山市

 記者らはあとを追って質問を続けた。

 --社長の指示はあったんですか

 山本社長「全て私の責任です」

 --国民に対してどう説明されるんですか

 山本社長「今後の業務改善を目指します」

 --書類の改竄(かいざん)は

 山本社長「報道された通りです」

 --安全だと思って中国製を混ぜていたんですか

 山本社長「えー、よく分かりません」

 しばらくやり取りが続いたが、最後は追及を振り切って県庁を去り、混入の動機などの説明責任を果たすことはなかった。

発覚した不正の数々

 和歌山県や厚生労働省によると、医薬品医療機器法(薬機法)では、薬を製造する場合、名称や成分、製法などを独立行政法人「医薬品医療機器総合機構(PMDA)」に届け出る必要がある。登録内容を変更する場合も新たな届け出が必要だが、同社は平成21年からPMDAに届け出を行うことなく、自社工場で製造したAAに中国製AAを水増ししていた。ただ薬の品質に問題はなく、健康被害の恐れもないという。

 こうした不正が「いつ、誰」の指示があったのかは定かではないが、県によると、山本社長は「違反は知らなかった」と説明。製造部門の担当者は「自分が担当になったときにはすでに中国製を混ぜており、悪いことをしている認識はなかった」と話したという。

 また、AAだけでなく、27年からは抗てんかん薬の成分「ゾニサミド」の製造でも、使用する溶剤を無届けで変更していた。

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