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【銀幕裏の声】ウルトラセブン50年ー〝モロボシ・ダン誕生秘話〟 森次晃嗣さんがいま明かす

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【銀幕裏の声】
ウルトラセブン50年ー〝モロボシ・ダン誕生秘話〟 森次晃嗣さんがいま明かす

「50年たってもウルトラセブンの魅力は色褪せない」と森次晃嗣さんは力説した(寺口純平撮影) 「50年たってもウルトラセブンの魅力は色褪せない」と森次晃嗣さんは力説した(寺口純平撮影)

妥協なきシナリオ

 「毎週、脚本が届くのですが、こんな難しい内容が果たして子供たちに理解できるのだろうか、と思うことが度々ありました。重厚で骨太の社会的メッセージが込められていたからです」

 この森次さんの危惧通り、43年まで全49話が放送されたが、途中、視聴率が10%台後半まで落ち込んだ時期があった。

 41年から42年にかけて放送された「ウルトラマン」は30%から、ときに40%を超える高視聴率を記録していた。

 「大人気だったウルトラマンに比べ、視聴率が約10%も落ちていたんですよ。しかし、現場の制作陣は、あえて視聴者に迎合するようなテコ入れはせず、そのままの制作姿勢を貫きました。正義、勇気、希望の大切さを徹底して描き続けたのです」と森次さんは説明する。

 その後、何度も再放送され、50年後も国内外で多くのファンに支持されている結果が、当時の制作陣の信念が正しかったことの証明といえるだろう。

最終回、渾身の演技

 「最も印象深い作品? やはり最終回ですね」と森次さんは、前・後編でウルトラセブンのラストを締めくくった「史上最大の侵略」を挙げた。ウルトラシリーズを支えた名脚本家、金城哲夫さんがシナリオを書いた傑作だ。

 ウルトラセブンは過酷な戦いを続け、満(まん)身(しん)創(そう)痍(い)だった。

 「もうエネルギーが残っておらず、変身したら死んでしまうといわれていたのに、ダンは死を覚悟して地球を守るために戦うのです…」

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