産経WEST

【九州北部豪雨】ボランティア活発、累計1万8千人 合宿所も開設し被災者支援強化

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【九州北部豪雨】
ボランティア活発、累計1万8千人 合宿所も開設し被災者支援強化

 福岡県朝倉市で、民家前の土砂を撤去するボランティア=22日午後  福岡県朝倉市で、民家前の土砂を撤去するボランティア=22日午後

 九州北部の豪雨で甚大な被害の出た福岡、大分両県で活動したボランティアは、22日までに累計1万8千人を超えた。夏休みと週末が重なったこの日も、猛暑の中、各地から2千人を超す支援者が訪れ、受け入れ側もスタッフを増やして対応。福岡県では学生ボランティア専用の合宿所も新たに開設され、被災者支援の態勢が強化された。

 ボランティアの受け入れは8日の大分県日田市から始まり、両県で21日までに計約1万6400人が活動し、22日は計約2300人が汗を流した。

 この日、被災地の福岡県朝倉市は最高気温35・4度、日田市は同36・1度で共に猛暑日。福岡県飯塚市から夏休みを使って友人と参加し、朝倉市の家屋から泥をかき出していた高校3年藤川卓弥さん(18)は「土砂の量を見てびっくりした。早く元の生活に戻ってほしい」と真剣な表情だった。

 日田市の社会福祉協議会(社協)には、週末に合わせ、熊本県南阿蘇村の社協職員4人が加勢。熊本地震の際、日田市社協から応援を出した経緯があるといい、牛王嘉子事務局長(59)は「ノウハウのある職員の応援は助かる。恩返しの気持ちがうれしい」と話した。

 一方、福岡県によると、合宿所は同県うきは市の公共施設を利用。全国から大学生や短大生を募り、寝食を共にしながら、隣接する朝倉市などで、避難所の環境改善や家屋復旧に当たってもらう。

 熊本地震で学生ボランティアが、高齢者に「孫世代の若者に元気をもらえた」と好評だったため企画したという。22日は県職員や大学生ら約10人が施設を清掃して受け入れに備えた。準備に関わった北九州市立大2年の仲田匠さん(19)は、「熊本地震では宿泊場所の確保に苦労した。ありがたい」と笑顔を見せた。

このニュースの写真

  • ボランティア活発、累計1万8千人 合宿所も開設し被災者支援強化

関連トピックス

「産経WEST」のランキング