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大阪市独自の「無料学童保育」一部有料化も検討 人手不足、保護者ニーズも多様化…25年目曲がり角

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大阪市独自の「無料学童保育」一部有料化も検討 人手不足、保護者ニーズも多様化…25年目曲がり角

いきいき活動の教室で宿題をする児童らを見守る指導員ら。担い手の確保や活動内容の充実が求められている=大阪市鶴見区 いきいき活動の教室で宿題をする児童らを見守る指導員ら。担い手の確保や活動内容の充実が求められている=大阪市鶴見区

小学校の空き教室などを利用し、ほぼ無料で学年を問わず放課後や長期休暇中に児童を預かる大阪市独自の施策「児童いきいき放課後事業(いきいき活動)」が開始から25年を経て曲がり角を迎えている。共働き家庭の増加に伴って保護者のニーズが多様化したことなどから、指導員の負担が増し、人手不足が課題となっている。市や委託事業者は給与を上げて人員確保につなげているほか、英語学習などの“特別授業”を設けて一部有料にするなど、試行錯誤を続けている。(杉侑里香)

 やりがいはあるが…

 終業式を目前にした7月中旬、大阪市鶴見区の市立小学校。終業のベルが鳴ると、校舎の一角にあるいきいき活動用の教室に児童が次々と駆け込んできた。

 この学校では全児童の7割にあたる約310人が「いきいき活動」に登録。この日は75人が訪れ、主婦など6人の指導員が元気盛りの児童に宿題を済ませるよう声をかけたり、教室の内外で遊ぶ様子を見守ったり。迎えに来る保護者に応対するまで慌ただしく働いていた。

 全体を統括するチーフ指導員の山崎恵さん(53)は元幼稚園教諭。「子供たちはかわいいし、やりがいはある」としながらも、「けがやいじめへの目配り、保護者への対応などやることは多い。体力もいるので若い人が増えてくれれば…」と話す。

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