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【関西の議論】「なぜクジラだけが特別なのか」捕鯨是非 ガチンコ論争で露呈した反対派の〝論点ずれまくり〟

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【関西の議論】
「なぜクジラだけが特別なのか」捕鯨是非 ガチンコ論争で露呈した反対派の〝論点ずれまくり〟

日本伝統の捕鯨文化について賛否両論が交わされた討論イベント。反捕鯨活動家もスクリーン上で議論に参加した=6月3日、京都市左京区の京都大 日本伝統の捕鯨文化について賛否両論が交わされた討論イベント。反捕鯨活動家もスクリーン上で議論に参加した=6月3日、京都市左京区の京都大

 だが、八木監督の素朴な疑問に対する反対派の意見は分かりにくい。「ウシやブタなどすべての生き物を殺すのはよくない」。反捕鯨活動家はこう訴えたが、なぜクジラだけを標的としているのかという言及はなかった。

ザ・コーヴが反捕鯨の流れに拍車

 反捕鯨の流れに拍車をかけたのが、2009年公開の米国のドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」(ルイ・シホヨス監督)とされている。

 ザ・コーヴは、和歌山県太地町のイルカ追い込み漁、殺処分を隠し撮りするなどして批判的に描いた。映画はアカデミー賞を獲得し、国際世論の反捕鯨が加速した。

 一昨年に問題となった世界動物園水族館協会(WAZA)による日本動物園水族館協会(JAZA)に対する加盟施設の追い込み漁からのイルカ入手禁止を求める通告も、こうした延長線上にあるとされる。

 日本政府やJAZAなどは繰り返し、漁の正当性を主張。イルカに負担がかからないように漁の方法を変更するなど譲歩も重ねてきた。だが、ザ・コーヴに端を発した国際的な“外圧”に対し、日本は防戦一方の状態が続いている。

 ビハインド・ザ・コーヴは、こうした流れに、冷静な疑問の目を向けるべきだとして作られ、今回の討論会場では、まず予備知識として2作品が上映された。

表面だけ捕らえて「捕鯨=悪」批判…「なら、他の動物の殺処分も見せるべきだ」

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