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東海道新幹線の架線切断、不完全接触による高熱と放電が原因…運休、遅延多数発生 

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東海道新幹線の架線切断、不完全接触による高熱と放電が原因…運休、遅延多数発生 

断線したトロリー線(JR東海提供) 断線したトロリー線(JR東海提供)

 大阪府高槻市の東海道新幹線で6月、架線が切れて停電が起き、運休や遅延が生じたトラブルで、JR東海は13日、架線のつなぎ目部分にあたる「エアセクション」と呼ばれる部分に列車が停止したことにより架線が高熱を帯び、放電が起きたことが断線の原因だったと発表した。エアセクション部分の断線は、全国の新幹線で初めてだという。

 断線したのは、京都-新大阪間の下り線。東海道新幹線のエアセクションは、熱を帯びる不完全接触を起こす可能性がある範囲が在来線の約50メートルと比べると約2メートルと極めて短い上に、1列車あたりの電流も小さいことから、特に停車を制限していなかったという。

 ただ、トラブルのあった際には、大雨の影響で列車のパンタグラフが約2メートルの部分にかかるように停車。さらに11分間も止まった上に、近くに12本もの大量の列車が同様に停車していて流れる電流が大きかったことが重なり、異常な高熱を帯び、列車に電力を供給する「トロリー線」が軟化して細くなって断線した。

 JR東海から依頼された鉄道総合技術研究所(鉄道総研)の調査では、少なくとも600度以上の高温になっていたとみられる。

 列車の運転士はエアセクションに停車している認識がなく、列車指令によって移動させるなどの指示も出さなかった。JR東海関西支社の浜崎恭行運輸営業部長は「複数の要因が重なって起きた。予見することはできなかった」としている。

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