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イグサ、漆喰…日本伝統の天然素材が室内塗料に ペイントメーカー、消臭や調湿効果に注目

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イグサ、漆喰…日本伝統の天然素材が室内塗料に ペイントメーカー、消臭や調湿効果に注目

 イグサ、漆喰(しっくい)、竹炭など日本家屋に使われる天然素材を配合した室内用塗料の開発が相次いでいる。消臭、調湿などの効果があるという。日本では室内に壁紙を用いることが多いが、塗料メーカー各社は伝統的な素材のよさをアピールして室内壁の塗装を普及させたい考えだ。(藤谷茂樹)

 日本ペイントホールディングス(HD)は、北九州市立大や九州大との共同研究により、熊本県の特産であるイグサを粉末状にして配合した塗料「いぐさペイント」を開発した。今年4月から同県内で、塗装サービスとセット(7万3440円~)で先行販売。年内にも首都圏や近畿に販路を広げる考えだ。

 畳の材料であるイグサは、室内の化学物質を吸着し、臭いを抑える効果があるという。熊本市内の高齢者介護施設や保育園で同製品を使用したところ「畳の香りがする」と好評だったという。

 イグサの国内生産は熊本県産が9割以上を占めるが、畳の需要低下や中国からの畳表の輸入増を受け、平成28年の県内作付面積は631ヘクタールと、ピークの元年から10分の1ほどに減少した。イグサ塗料の販売には地場産業活性化の狙いもある。

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