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【インフラ再考】迫りくる崩壊(2)地方から橋が消える日

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【インフラ再考】
迫りくる崩壊(2)地方から橋が消える日

自治体に代わって国が老朽化診断を行った猿飼橋=平成29年5月、奈良県十津川村 自治体に代わって国が老朽化診断を行った猿飼橋=平成29年5月、奈良県十津川村

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 兵庫県北部、日本海に面した豊岡市にある2つの橋の「廃止」が先月末、市議会本会議で決まった。

 同市竹野町の山間部にある「491橋」(長さ15メートル、幅3メートル)と「滝山橋」(同7メートル、同2メートル)。戦前に建設された木製の2つの橋は2年前の点検で、床板などの腐食が判明。判断を迫られた市は廃止が適切と判断した。同市初の廃止議案は6月28日に市議会で了承され、市は管理から手を引くことに。2つの橋は通行止めのまま放置され、朽ち果てていくばかりだ。

 市の人口は平成37(2025)年までの10年で1割減ると予測され、財政収支も31年度に赤字に転落する見通し。市の担当者は「予算も人員も限られる中、費用をかけて直したり壊したりするほどの公共性が乏しい」と話す。

 戦後復興期から高度経済成長期にかけ、1950~60年代に各地で始まった橋の大量建設。現在多くが標準耐用年数(50年)を経過しようとしているが、修繕しきれず通行止めや通行規制を行っている橋も多い。

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