記事詳細
九州北部で1時間120ミリ超の猛烈な雨 福岡・朝倉市で2万人に避難指示、24時間雨量は観測史上最大
活発な前線の影響で、西日本全域で大気が不安定な状態となり、5日午後、福岡県朝倉市付近、佐賀県鳥栖市付近、大分県日田市中津江付近などで大雨が降った。気象庁のレーダー解析で、それぞれ1時間に110~120ミリ超の猛烈な雨が降ったとみられ、同庁は、数年に一度の大雨が降ったとして「記録的短時間大雨情報」を出した。
■猛烈「数年に一度」…隣県・島根の特別警報は解除
朝倉市は災害発生の恐れが高まったとして、市内6地区の7982世帯、2万976人に避難指示を出した。
朝倉市では午後4時までの24時間雨量が観測史上最大の332ミリとなった。同市は避難指示とは別に、市内全域の2万1256世帯、5万4412人に避難勧告を出した。この他、福岡県東峰村と大分県の中津市、日田市も一部地域に避難勧告を出した。