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競走馬の「第二の心臓」=蹄の管理にかけた青春-大阪・羽曳野の20歳の装蹄師・木村駿さん、技競う全国大会へ 

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競走馬の「第二の心臓」=蹄の管理にかけた青春-大阪・羽曳野の20歳の装蹄師・木村駿さん、技競う全国大会へ 

真剣な表情で蹄鉄を取り付けていく木村駿さん。「一頭一頭の馬に誠意を向けられる装蹄師に」と語る=羽曳野市の「乗馬クラブクレイン大阪」 真剣な表情で蹄鉄を取り付けていく木村駿さん。「一頭一頭の馬に誠意を向けられる装蹄師に」と語る=羽曳野市の「乗馬クラブクレイン大阪」

 馬にとって「第二の心臓」ともいえる蹄(ひづめ)の管理を行う装蹄師(そうていし)の世界で、20歳の若者が奮闘を続ける。「乗馬クラブクレイングループ」(本社=大阪府羽曳野市)に昨年入社した木村駿さん=同市。延べ千頭以上を手がけ、今秋には宇都宮市で開催される総合的な知識や技術を競う全国大会への出場も決まっており、「『あいつ、できるな』と思わせる技をみせたい」と力を込める。(藤崎真生)

 馬の脚から手際よく古い蹄鉄(ていてつ)を外し、伸びた蹄を削る。続いて、真っ赤に焼けた新しいU字形の蹄鉄をハンマーでたたき、一頭一頭に合うよう細かな部分まで修正していく。蹄鉄は馬にとってのスポーツシューズ。走りだけでなく普段の健康状態にも深く影響する重要なパーツだ。

 「馬の脚4本で作業を終えるのに1時間程度ですが、最初に(実習で)やったときには脚1本で3時間はかかりました」と振り返る。

 小学校のとき、馬を通じて心身の機能回復などを目指す「ホースセラピー」に参加した際、偶然、装蹄師の姿を見た。ゲームの世界に出てきそうな、筋骨隆々の「鍛冶屋」に似た姿にあこがれたという。

 中学時代に励んだ野球では頭角を現し、複数の高校から声がかかったが、幼い頃からの夢を選び、将来に役立つようにと動物に関係する飼育科のある高校へ。卒業後は「装蹄教育センター」(宇都宮市)で1年間学び、クレインの子会社「装蹄総合研究所」に入社した。

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