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【軍事ワールド】米主力戦闘機をインドが生産…トランプ政権の静かな“対中包囲網”

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【軍事ワールド】
米主力戦闘機をインドが生産…トランプ政権の静かな“対中包囲網”

インドでの生産が決まった米戦闘機「F-16」。写真は米太平洋空軍(PACAF)のアクロバットチームの機体で、青森県三沢基地の第35戦闘航空団(35FW)の所属(2017年5月、岡田俊彦撮影) インドでの生産が決まった米戦闘機「F-16」。写真は米太平洋空軍(PACAF)のアクロバットチームの機体で、青森県三沢基地の第35戦闘航空団(35FW)の所属(2017年5月、岡田俊彦撮影)

 しかし、開発から40年以上もの間、インドには1機も輸出されてこなかった。それが突然“国内生産”される背景には、複雑な国際関係がある。

 インドは第二次大戦後の独立以降、これまで旧ソ連・ロシア製の武器を主に用いてきた。フランス製の戦闘機のミラージュ2000や、英仏共同開発のジャギュア攻撃機も装備してはいるが、主力戦闘機については1960年代から長期にわたりミグ21を導入・運用(約950機)してきた。90年代後半にはスホーイSu-30(Su-27フランカーの派生型)を採用し、ライセンス生産も開始。最終的には200機を超えるとの報道もある。

 ところが、そのロシアもいまや戦闘機生産では米国と並ぶレベルから脱落したと見る向きは多い。特にレーダーや火器管制装置などの電子機器での性能差は見過ごせないものがあるようだ。実際、インドではSu-30戦闘機をライセンス生産したが、電子システムはイスラエル製のものを搭載した。ロシア製の早期警戒管制機A-50を導入した際も、心臓部といえるレーダーはイスラエル製のものを搭載している。

 ただ、こうした例から一概に「旧ソ連・ロシア製品は性能が低い」とは判断できない。というのも、旧ソ連とロシアには「高性能の兵器を開発できるのに、他国には性能をわざと落したものしか渡さない」という根強い悪評があるのだ。

 ロシアの凋落

 旧ソ連は、輸出用の兵器については意図的に性能を落した輸出専用タイプを生産・販売する“伝統”がある。いわゆる「モンキーモデル」で、輸出先の国との関係悪化や、あるいは輸出先の国が戦争の当事国となった場合に、第三国に兵器が鹵獲(ろかく)され性能が露呈することを想定した予防策だ。

この輸出専用の“伝統”が祟り…そして犬猿の仲のパキスタン・中国、そして

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