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「木造建築技術は繊細」 新国立競技場設計の隈さんが講演 奈良

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「木造建築技術は繊細」 新国立競技場設計の隈さんが講演 奈良

日本の建築技術について講演する建築家の隈研吾さん=奈良市 日本の建築技術について講演する建築家の隈研吾さん=奈良市

 日本の伝統建築技術を学び新しい建築について探る講演会とシンポジウム「日本の伝統建築技術と木の文化の未来」が、奈良市の奈良春日野国際フォーラム甍(いらか)で開かれた。東京五輪のメーン会場となる新国立競技場を設計した建築家の隈(くま)研吾さんが講演し、約500人が耳を傾けた。

 日本の伝統建築技術のユネスコ無形文化遺産への登録をめざし、建築家らでつくる「伝統木造技術文化遺産準備会」(京都市)などが先月24日に開催した。

 隈さんは「新国立競技場と和の建築」をテーマに講演し、「コンクリートを100年保たせることは大変だが、木造は一部を取り換えて長く使用できる」と指摘。「日本の木造建築は世界で類を見ないほど非常に繊細な技術が詰まっている」とした。

 また、新国立競技場については「森と調和する木のスタジアムを作りたかった」とし、「新国立が日本の強みやシンボルになれば」と語った。

 講演を聞いた奈良市の大学講師、斉藤幸雄さん(73)は「日本の伝統である木組みなどが基本になって、現代流にいろんな建築物を生み出していることに感心した」と話していた。

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