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「世界遺産効果」薄れた石見銀山 課題は魅力発信

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「世界遺産効果」薄れた石見銀山 課題は魅力発信

世界遺産に登録されている石見銀山近くの町並み。歴史的な建造物などが残っている=島根県大田市 世界遺産に登録されている石見銀山近くの町並み。歴史的な建造物などが残っている=島根県大田市

 島根県大田市の石見銀山遺跡が2007年に世界遺産に登録され、2日で10年。登録の効果で08年に80万人を超えた観光客はその後激減し、16年は約30万人と登録前の05年の水準にまで戻った。地元はウオーキングと観光を組み合わせた「ヘルスツーリズム」の取り組みを新たに始めるなど、魅力発信に知恵を絞っている。

 「山があるだけ。どうしてここが世界遺産なのか」。遺跡は一見、森に覆われた集落があるだけのように見え、「価値が分かりやすい観光資源がない」とも指摘される。出雲空港から車で約70~80分、最寄りのJR大田市駅から車で約20分かかり、アクセスが良いとは言えない。有志で作る「石見銀山ガイドの会」の安立聖会長(70)は「一度来た人に満足して帰ってもらうことが大切だ」と話し、観光の満足度向上やリピーターの確保を課題に挙げる。

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