産経WEST

鎌倉時代、東大寺の僧侶たちが汗を流した浴場「大湯屋」…初公開で判明、内部には鉄釜のような大湯船が

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


鎌倉時代、東大寺の僧侶たちが汗を流した浴場「大湯屋」…初公開で判明、内部には鉄釜のような大湯船が

報道陣に公開された東大寺「大湯屋」の内部。中央は湯を入れたとみられる「鉄湯船」=30日午前、奈良市 報道陣に公開された東大寺「大湯屋」の内部。中央は湯を入れたとみられる「鉄湯船」=30日午前、奈良市

 奈良市の東大寺は30日、鎌倉時代に同寺の復興に尽力した重源上人が整備したとされる浴場「大湯屋」(国の重要文化財)を報道陣に公開した。修理が終わり、7月1~31日、初めて一般公開される。

 内部に残る直径約2メートル、高さ約80センチの「鉄湯船」には、鎌倉時代の建久8(1197)年の年号が刻まれている。湯を入れてかけ湯をしたり、蒸気で体のあかを落としたりして使用したとみられ、いつまで使われたかは不明という。

 重源上人は、1180年の平家による南都焼き打ちで壊滅的被害を受けた東大寺で、鎌倉幕府の協力を得て復興事業を担った。僧侶が使う大湯屋も整備され、復興に携わった人々が英気を養ったと考えられている。

 公開は、JR西日本の観光キャンペーン「ちょこっと関西歴史たび」の特別企画。国宝「重源上人坐像」を安置する元禄年間の建物「俊乗堂」と同時に有料で拝観できる。

このニュースの写真

  • 鎌倉時代、東大寺の僧侶たちが汗を流した浴場「大湯屋」…初公開で判明、内部には鉄釜のような大湯船が

「産経WEST」のランキング