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【関西の議論】まさに死の疑似体験、大峰山・入峰修行…荒行で知る「現代社会を生き抜くヒント」

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【関西の議論】
まさに死の疑似体験、大峰山・入峰修行…荒行で知る「現代社会を生き抜くヒント」

先達らに両足を持たれ、崖下へ身を乗り出す捨身行「西の覗」。まさに死の疑似体験だ=奈良県天川村 先達らに両足を持たれ、崖下へ身を乗り出す捨身行「西の覗」。まさに死の疑似体験だ=奈良県天川村

 山にこもって身を律し、悟りを開く「修験の世界」。こう聞くと「自分とは無縁」と感じる人が大半ではないだろうか。5月、記者は修験道の根本霊場である奈良・大峰山に入り、大阪府の参拝グループとともに、1日入峰(にゅうぶ)修行を体験した。険しい岩場をよじ登り、崖下へ身を乗り出す-。「死の恐怖」を実感する中で体得できたことは、仕事や人間関係、日々の生活で抱える悩みや迷いを断ち切り、現代社会を生き抜くための「ヒント」だった。

(浜川太一)

女人禁制は「女性の苦労」学ぶため

 奈良・吉野から和歌山・熊野にかけてのびる「大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)」(全長約170キロ)。1300年前に山岳信仰や仏教が習合して生まれた日本固有の宗教「修験道」の修行の道で、平成16年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産登録された。

 途中にある山上ケ岳(1719メートル)は、いまなお女人禁制を守る聖地。5月14日、大阪府河内長野市の勝光寺が主催する一般向けの入峰修行に、20~70代の男性30人と参加した。

 午前8時半。登山口を出発すると間もなく、女性の立ち入りを禁じる「女人結界門」にたどり着いた。

 「門を境に男女を分けるのは、男が修行を通じて普段味わうことのない女性の苦しみを知るため」

 先達(案内)歴15年の吉野・妙法寺住職、大塚知明さん(49)が説明してくれた。

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