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密輸金塊没収の破棄判決が確定 10億円相当、検察上告せず

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密輸金塊没収の破棄判決が確定 10億円相当、検察上告せず

 密輸された計約10億円相当の金塊や高級腕時計の没収の可否が争われた関税法違反事件で、没収を認める1審判決を破棄した大阪高裁判決が23日、確定した。大阪高検が期限までに上告しなかった。検察側は今後、名乗り出た所有者に返還できるかどうかを判断する方針。

 2審判決などによると、平成27年2月、大阪市内に住む密輸グループの男らが金塊計130キロ(約6億円相当)と高級腕時計586個(約4億6千万円相当)を化粧品と偽って関西空港に持ち込み、税関職員が発見。男らは関税法違反罪などで起訴された。

 大阪地裁堺支部は昨年11月、密輸品の没収を含む有罪判決を言い渡したが、「密輸されると知らずに商品を手配した」と所有権を主張して公判に参加した香港の貿易商の男性が控訴。高裁は貿易商の所有権を認定しなかったが、「密輸グループ以外の人物に所有権がある可能性は否定できない」などと判断した。

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