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VRが病室の子供を救う 遊園地を疑似体験、授業も 「友達と同じ体験をしたい」願いをかなえる

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VRが病室の子供を救う 遊園地を疑似体験、授業も 「友達と同じ体験をしたい」願いをかなえる

 ゴーグル型の機器を装着し、VRの体験をした光元優太朗さん。左はポケットサポート代表の三好祐也さん=4月、岡山  ゴーグル型の機器を装着し、VRの体験をした光元優太朗さん。左はポケットサポート代表の三好祐也さん=4月、岡山

 仮想現実(VR)の技術を使い、病室や療養中の自宅にいながら授業や遊園地などでの行楽を疑似体験してもらおう-。

 長期入院などで通学や外出ができない子どもを対象にしたこんな取り組みが、岡山市で今春、始まった。主催するNPO法人「ポケットサポート」は「花火大会や動物園に行きたいという思いを少しでもかなえられれば」と説明。専門家は「楽しい体験を治療の活力に」と期待を寄せる。

 「本当にそこにいるみたい。ちょっと怖かった」。免疫力の低下などで小学4年の頃から何度も入院している光元優太朗さん(12)が4月上旬、市内にあるポケサポ事務所を訪れ、ジェットコースターの疑似体験をした。

 何もできない無菌病室での生活がつらかったという光元さん。この春、中学に通えるまでに回復し、岡山大病院入院中に知り合ったポケサポ代表の三好祐也さん(32)が今回の活動の本格化を前にVR体験を依頼した。

 VR技術は、目と耳を覆うゴーグル型の機器を装着することで、音声付きの立体感のある映像を見せ、その場にいるような感覚を生み出す。360度の撮影ができるカメラで現場との中継をすれば、離れた所にいる人と目の前にいるように会話も可能。光元さんも「もしVRがあれば友達と話がしたかった」と言う。

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