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名古屋の“ワニ魚”、実は成熟した雄だった 専門家「もう1匹は雌とは限らない。繁殖可能性低い」

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名古屋の“ワニ魚”、実は成熟した雄だった 専門家「もう1匹は雌とは限らない。繁殖可能性低い」

名古屋城の外堀で捕獲され、解剖される外来肉食魚「アリゲーターガー」=名古屋市の名城大 名古屋城の外堀で捕獲され、解剖される外来肉食魚「アリゲーターガー」=名古屋市の名城大

 名古屋市は12日、名古屋城(同市中区)の外堀で5月に捕獲したワニに似た北米原産の外来肉食魚「アリゲーターガー」が、推定年齢10歳の成熟した雄で、繁殖可能な状態だったとの調査結果を明らかにした。

 堀にはもう1匹生息しているとみられ、繁殖していれば、堀につながる川に稚魚が出て行く可能性がある。ただ、調査した名城大の谷口義則准教授(生態学)は「もう1匹が雌とは限らない上、目撃された大きさから成熟しておらず、繁殖した可能性は低い」としている。

 5月の捕獲後に行った解剖時の所見では、精巣が小さかったことから「未成熟」と判断したが、顕微鏡で詳しく調べたところ、精管内に精子が充満していたことが分かったという。

 谷口准教授は「外来種のガーが日本の気候でも成熟することが分かった。今後、目撃情報があれば早期に捕獲する必要がある」と話している。

 アリゲーターガーは5月17日に市が捕獲、冷凍保存していた。今月1日、愛知県碧南市の碧南海浜水族館に展示用として譲渡された。

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