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瀬戸内海・豊島の産廃、無害化処理も完了 搬出先の直島で焼却・溶融

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瀬戸内海・豊島の産廃、無害化処理も完了 搬出先の直島で焼却・溶融

豊島の産業廃棄物の無害化処理完了を確認する浜田恵造香川県知事(右端) =12日午前、香川県直島町 豊島の産業廃棄物の無害化処理完了を確認する浜田恵造香川県知事(右端) =12日午前、香川県直島町

 瀬戸内海の香川県・豊島(土庄町)に大量に不法投棄され、近くの直島(同県直島町)で進められていた産業廃棄物・汚染土壌の無害化処理が12日、完了した。平成15年4月に豊島からの撤去が始まったのに伴い、処理は同9月から本格化、14年近くかけ総量約91万トンが焼却・溶融された。

 浜田恵造知事が、処理施設「県直島環境センター」で処理完了を確認。県は、センターで出た燃えかす(スラグ)は土木用材料として再利用、鉄や銅、アルミなども有効活用。福岡県苅田町のセメント工場への搬出分もあるが、本年度中に全て活用する計画だ。

 今後、不法投棄現場である豊島の「処分地」の地下水を浄化する作業などを本格化させ、34年度までに産廃処理の全事業を終わらせる予定だ。

 豊島では昭和末期に、地元の産廃処理業者による車や廃油などの不法投棄が激しくなり、平成2年に兵庫県警が摘発するまで続いた。12年6月に住民と県の間で成立した公害調停では、29年3月までの産廃搬出完了や、スラグなどの再利用が最終合意された。

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