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京都・淀城のハスが激減、500匹?のカメの食害で 地元住人ら対策へ

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京都・淀城のハスが激減、500匹?のカメの食害で 地元住人ら対策へ

ハスが激減した淀城跡公園の堀=京都市伏見区 ハスが激減した淀城跡公園の堀=京都市伏見区

 国内最大級の群生地として知られる滋賀県草津市の琵琶湖岸でハスが消滅する中、京都市伏見区の淀城跡公園でも、堀のハスが激減している。こちらはミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)による食害が原因とみられ、京都府や地元観光協会は11日、ミドリガメの本格的な捕獲調査に着手する。過去にカメを駆除したことでハスを再生させた自治体もあり、関係者は「元の姿を取り戻したい」と期待を寄せる。

 淀城跡公園は1623(元和9)年、江戸幕府の2代将軍・徳川秀忠が大名の松平定綱に築かせた淀城の城跡。豊臣秀吉の側室の淀君が暮らした淀城とは異なる。廃藩置県で廃城となったが、後に公園として整備された。

 地元の淀観光協会によると、公園の南、西端に堀があり、ハスが生育していた。堀のハスは明治18年に植えられたとの話もあるが、詳細は不明だという。

 ハスは、平成元年度に行われた石垣修復工事で堀の水を抜いたため、いったん姿を消した。だが、美しいハスの姿をもう一度取り戻そうと同会が4年に植栽し、以降、白や薄ピンクのかれんな花が訪れた多くの人を楽しませてきた。

 しかし、約6年前から徐々に花が咲かなくなった。「当時は原因は分からなかった」(同協会の藤田佳則会長)という。一方、たまたま同公園付近が通勤経路だった京都府保健環境研究所の多田哲子主任研究員(59)も同じ頃、ハスの花の減少に気づいた。堀の様子を確認したところ、カメを発見。カメによる食害が疑われるとして、勤務先の研究所で調査を行うことになった。

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