産経WEST

絶滅危惧ペンギンのひな、海遊館で誕生 世界初、凍結精子で人工繁殖成功か

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新


絶滅危惧ペンギンのひな、海遊館で誕生 世界初、凍結精子で人工繁殖成功か

大阪市の海遊館で誕生したミナミイワトビペンギンのひな=7日午後 大阪市の海遊館で誕生したミナミイワトビペンギンのひな=7日午後

 大阪市港区の水族館「海遊館」は7日、絶滅の恐れがあるミナミイワトビペンギンのひな1羽が誕生したと発表した。凍結精子を用いて親鳥に人工授精しており、DNA型を検査してこの授精によるものと確認できれば、冷凍精子による世界初の成功例となる。確認は7月以降の見通し。

 海遊館は平成23年からミナミイワトビペンギンの人工繁殖に挑戦し、昨年、世界で初めて成功。今年4月に凍結精子を用いた繁殖に挑戦し、2羽に対し、海遊館と葛西臨海水族園(東京都江戸川区)の個体から採取した精液で試みた。

 7日までに2羽が計3個の卵を産み、同日朝に1個が孵化(ふか)した。親鳥はきちんと世話をしているとみられる。

 凍結精子は国内外に運べるため、技術を生かせる範囲が広がる。海遊館の広報担当者は「成否ははっきりとは分からない」としながらも「種の保存のためにも成功していてほしい」と期待した。

 ミナミイワトビペンギンは体長約40センチで眉毛のような黄色い飾り羽根が特徴。南大西洋のフォークランド諸島などに生息し、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで3種類ある絶滅危惧種の「絶滅危惧II類」に指定されている。

このニュースの写真

  • 絶滅危惧ペンギンのひな、海遊館で誕生 世界初、凍結精子で人工繁殖成功か

「産経WEST」のランキング