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海上遭難、チャットが救う 聴覚障害者4人を無事救助 愛知沖
愛知県西尾市一色町沖の三河湾で3日夜、転覆したプレジャーボートにつかまるなどしていた46~51歳の会社員の男性4人が救助された。4人は聴覚障害があり、うち1人が携帯している端末で、チャットの文面をオペレーターが伝える「電話リレーサービス」を使い、救援要請した。4人にけがはなかった。
衣浦海上保安署によると、プレジャーボートは3日午後5時半ごろ、何らかの不具合でエンジンが停止。海水が船内に入り込み、その後、転覆したとみられる。
午後7時15分ごろに、4人のうち1人が「エンジントラブルでボートが止まってしまい、救助を求めている」とオペレーターに連絡をした。通報を受け、巡視船が約4時間後に救助した。