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神戸市の児童虐待相談、過去最多に

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神戸市の児童虐待相談、過去最多に

 神戸市こども家庭センター(児童相談所)は、平成28年度の児童虐待の相談件数が計1225件で、統計を取り始めた12年度以降、最多だったと発表した。最多更新は3年連続。前年度に比べ、警察からの情報提供が1・8倍と大幅に増加しており、同センターは「虐待に対する社会的関心が高まり、積極的な通告につながった」と分析している。

 児相のまとめによると、虐待の相談件数は前年度に比べ、321件増加。相談対象の子供は、小学生未満503件▽小学生425件▽中学生216件▽高校生その他81件-で、小学生以下が全体の4分の3を占めた。

 虐待の種類別では、心理的虐待が最も多く503件。身体的虐待384件▽保護の怠慢・拒否311件▽性的虐待27件-と続いた。児相によると、心理的虐待の中でも、子供の目の前で親が配偶者やきょうだいに暴力を振るう「面前DV」が増えているという。

 虐待の重症度別にみると、子供の緊急保護が必要と判断される「最重度レベル」が3件あった。いずれも児相が一時保護し、児童養護施設への入所を検討している。虐待の行為者は実母が748件、実父が383件で、9割以上が実の親からの虐待だった。

 虐待情報の入手経路は家族や近隣住民などのほか、警察506件(前年度比228件増)▽学校など88件(同48件増)▽医療機関その他84件(同20件増)-と関係機関からの通報が特に増えた。

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