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音楽体操、認知症に有効 三重大の准教授らが研究

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音楽体操、認知症に有効 三重大の准教授らが研究

音楽に合わせて体操をする高齢者ら=三重県紀宝町 音楽に合わせて体操をする高齢者ら=三重県紀宝町

 三重大大学院医学系研究科(津市)の佐藤正之准教授らの研究グループは31日までに、軽度から中等度の認知症患者に音楽体操をしてもらったところ、計算ドリルなどの脳トレーニングより、日常生活の動作が悪化することを防ぐ効果があったと明らかにした。運動は認知症に有効とされるが、佐藤准教授は音楽に合わせて体を動かすことで効果が高まると指摘する。

「脳トレ」より効く…ヤマハ音楽振興会が制作、椅子に座り…

 研究グループによると、三重県御浜町などに住む軽度から中等度の高齢患者に協力を依頼。平均年齢87・2歳の62人を対象とした。うち31人が半年にわたり週1回、40分間の体操に参加した。残りの31人はドリルや携帯ゲームなどの脳トレを行った。着替えや食事など日常動作では、ドリルやゲームといった脳トレの31人に比べ、音楽体操をした方が動作レベルが維持された。

 音楽は、音楽教室を運営するヤマハ音楽振興会(東京)が制作。ポップス調の音楽に合わせて、椅子に座って腕や腰を曲げ伸ばししたり、足踏みしたりするなどしてもらった。佐藤准教授は「音に合わせて体を動かすことは、単に動かすよりも複雑なため、高い効果をもたらしているのでは」と推測している。

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