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3つの山口組、異例の併存 兵庫県警、6代目側の「1強」懸念 「任侠団体山口組」1カ月

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3つの山口組、異例の併存 兵庫県警、6代目側の「1強」懸念 「任侠団体山口組」1カ月

 指定暴力団「神戸山口組」(上)と新組織「任侠団体山口組」の会合に出入りする関係者。上は5月8日、兵庫県淡路市で。下は5月28日、兵庫県尼崎市で  指定暴力団「神戸山口組」(上)と新組織「任侠団体山口組」の会合に出入りする関係者。上は5月8日、兵庫県淡路市で。下は5月28日、兵庫県尼崎市で

 指定暴力団神戸山口組(本拠地・兵庫県淡路市)から離脱した一部幹部らが「任侠団体山口組」と名乗る新組織の結成を表明してから30日で1カ月となった。国内最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市)を含め、山口組の名が付く3組織が併存する異例の事態に、警察当局は「抗争事件に発展しないよう封じ込める」と警戒感を強める。

 「真の山口組をつくり上げる」。新組織「任侠団体山口組」が4月30日、兵庫県尼崎市の関連事務所に報道陣を招き入れ、ある幹部が強調した。暴力団側がマスコミに活動の意図を説明する「記者会見」は近年では珍しい。

 新組織に組長は置かず、「代表」には神戸山口組の有力団体「山健組」の織田絆誠元副組長が就任。組員間で、疑似的な親子や兄弟関係を明確化する「杯」も交わさない「親睦団体」とした。捜査関係者からは、暴力団対策法に基づく指定暴力団になることを逃れる狙いがあるとの見方が出ている。

 警察当局は、現状を神戸山口組の「内部対立状態」と捉え、新組織も暴対法の規制対象とする。組員が関係したとみられる事件で、組本部などを相次いで家宅捜索している。兵庫県警は、内部対立の余波による盛り場でのトラブルを防ぐ目的で、約500人の「歓楽街特別暴力団対策隊」を31日に発足。事件発生を抑止したい考えだ。

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