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「神宿る」沖ノ島で大祭 世界遺産審査目前、厳かに
今夏の世界文化遺産登録を目指す「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の柱となっている沖ノ島(福岡県宗像市)で27日、宗像大社沖津宮の現地大祭が開かれた。一般市民らが上陸を許されるのは、年間を通じてこの日のみ。祭りを執り行う神職らを含む約250人の男性が、厳かな島に降り立ち参拝した。
晴天の下、抽選などで選ばれた参加者らは午前8時ごろ、船で島へ到着。裸で海につかる「みそぎ」で心身を清めた。その後、約400段の石段を上り、標高80メートル付近にある沖津宮の社殿へ。神職がおはらいをし、参拝者は玉串をささげて礼をした。