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【虎のソナタ】燃えた!シビれた!!これぞ「挑む」虎や…アドレナリン出まくり

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【虎のソナタ】
燃えた!シビれた!!これぞ「挑む」虎や…アドレナリン出まくり

試合前、シートノックに臨む鳥谷。フェースガードをつけて守備練習を行った 試合前、シートノックに臨む鳥谷。フェースガードをつけて守備練習を行った

 実は私めは過去、2度アドレナリンが猛烈に出た経験がある。第一は田淵幸一のプロ2年目の1970年8月26日、甲子園での広島戦。外木場投手の剛球を彼はまともに左コメカミに受けた。耳からドドッと血が流れる。

 若い村山監督兼任1年目のアクシデント…そのまま病院に直行し、その夜は監督と田淵の父とが一睡もせず見守る。この死球は田淵を苦しめた。

 2度目は1979年6月9日、日生球場で近鉄の主砲マニエルがロッテ戦で八木沢投手からアゴに死球…そのまま昏倒、鮮血がしたたり落ちた。彼は救急車に運びこまれたとき当時の近鉄監督西本幸雄の手を握りしめウワゴトのようにこう繰り返した。

 「ニシモト、優勝しよう! 優勝するんだ、俺たちは…」。思わず西本監督もホロリとした。

 マニエルもすぐアメフットのヘルメットのフェースガードをつけて復帰して…近鉄をグイグイと引っ張り…初優勝に導いたのだ。

 この熱いドラマの再演! まさに今年の金本阪神の「挑む」姿勢をこの夜の甲子園は象徴した。(サンケイスポーツ)

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