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「ミックスジュース」発祥の老舗が復活へ…ファンが“4代目”継承 大阪・新世界

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「ミックスジュース」発祥の老舗が復活へ…ファンが“4代目”継承 大阪・新世界

千成屋珈琲店の4代目を継いだ白附克仁さん。店内では開店準備が進んでいる=大阪市浪速区(鈴木俊輔撮影) 千成屋珈琲店の4代目を継いだ白附克仁さん。店内では開店準備が進んでいる=大阪市浪速区(鈴木俊輔撮影)

 「ミックスジュース発祥の店」といわれる大阪・新世界の老舗喫茶店で、昨年夏に閉店した「千成屋珈琲店」(大阪市浪速区)が29日、営業を再開する。昨年夏、3代目店主が体力の衰えを理由に閉店したが、千成屋のミックスジュースのファンだったPR会社経営、白附克仁さん(50)が、創業者家族を説得し、店を引き継いだ。約1年の空白を経て、“伝統の味”は新たな歴史を刻む。

 千成屋は、昭和23年に新世界の「ジャンジャン横丁」で創業した果物店が前身。初代店主の恒川一郎さんが、「売れ残った果物を捨てるのはもったいない」とジュースにしたのが、現在は大阪名物として親しまれるミックスジュースの始まりとされる。

 「発祥の店」として地元住民らから愛されたが、恒川さんの義理の娘で3代目の豊子さん(74)が体調を崩して休業。昨年夏、約70年の歴史に幕を下ろした。

 閉店を惜しんだ1人が、4代目店主を継ぐことになる白附さんだった。大阪市阿倍野区出身の白附さんにとって、新世界は幼いころから友人と遊びに訪れた思い出の地。立ち飲み屋などが多かった新世界で、千成屋のミックスジュースは、「子供にとってのぜいたく」として強く記憶に残っていた。

 店の貼り紙で閉店を知った白附さんは、寂しさとともに、「何とかして店を残したい」との思いを強くした。昨年秋、豊子さんの長男、岳久さん(49)らと対面し、「店を引き継ぎたい」と伝えた。

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