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【虎のソナタ】力投秋山に村山を江夏を見た

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【虎のソナタ】
力投秋山に村山を江夏を見た

江夏豊(右)と握手を交わす村山実。1968年のワンシーンだ 江夏豊(右)と握手を交わす村山実。1968年のワンシーンだ

 「身体中からあの迫力がにじみ出ていた。それが多くの人に感動を与えていた。ワシはソレを彼女から学んだんや…」

 ♪心ずきずき わくわく 世紀の歌 心の歌…(東京ブギウギ)どうすればファンを感動させられるのか? について藤村富美男はそこまで真剣だったのだ。

 その年…タイガースはユニホームに“黒色”を導入した。そう、この日、甲子園で阪神ナインが着用した“黒虎”である。呉-金田-別当-藤村富-土井垣-玉置-後藤…おぼえていますか? ダイナマイト打線の熱いロマンをこめた黒いユニホーム。

 そして満員の甲子園で演じられたのはヤケドしそうな投手戦でした。

 秋山拓巳26歳。

 菅野智之27歳。

 すごかった! ありがとう…ONに立ち向かった村山、江夏…あのシリアスな伝統の美意識が甦っていた。秋山は7回113球のピッチングで112球目のタッタ1球、小林へのストレートに泣いた。その裏、無死一、二塁から菅野の3者連続三振の鬼気…115球の熱投。これも見事という他はない。

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