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【芸能考察】
プログレ・ファン騒然! あのピンク・フロイドのトリビュートバンド「原始神母」クラシック・ロックの凄さ フジ・ロック出演の実力派
海外にはトリビュート・バンドと呼ばれる“そっくりさんバンド”がたくさんある。とりわけ、ビートルズやレッド・ツェッペリン、クイーン、アバ、ピンク・フロイドといった超大物になると、各国にたくさんのトリビュート・バンドが存在し、熱狂的なファンを獲得している。
無論、そんなトリビュート・バンドは日本にもたくさんあり、クイーンに成りきる「KWEEN(クイーン)」やレッド・ツェッペリンの有名な過去のライヴを完全再現する「シナモン」などはメディアにも取り上げられる人気と知名度を誇っている。
そして、最近、コアなロックファンの間で俄然(がぜん)、注目を浴びているのが、2012年に結成されたピンク・フロイドのトリビュート・バンド「原始神母」( http://pinkfloydtrips.com/ )だ。5月13日、大阪・心斎橋のTHE LIVE HOUSE somaで行われたライヴを観たのだが、深淵(しんえん)で神秘的で劇的なフロイドの音世界を見事に再現しており、大いに驚いた。
バンドは80年代に人気を博したレッド・ウォーリアーズなどで活躍した木暮“shake”武彦を中心に結成。当初の目標は1967年にデビューしたフロイドの初期の楽曲、つまり、シド・バレット(ボーカル兼ギター担当)が中心人物として活躍した頃のサイケデリック・サウンドを再現しようというもので、なかでも、あまり知られていない楽曲の演奏を目的としていたという。