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【神戸連続児童殺傷20年】土師守さんらが被害者支援策の改善訴え 参議院議員会館で集会

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【神戸連続児童殺傷20年】
土師守さんらが被害者支援策の改善訴え 参議院議員会館で集会

院内集会で被害者支援策の改善を訴える土師守さん=23日、東京都千代田区 院内集会で被害者支援策の改善を訴える土師守さん=23日、東京都千代田区

 神戸市須磨区で平成9年に起きた連続児童殺傷事件で、小学6年だった土師(はせ)淳君=当時(11)=が亡くなってから20年となるのを前に、犯罪被害者支援の充実を求める集会が23日、参議院議員会館で開かれた。父親の守さん(61)も出席し、「まだまだ多くの課題や問題が解決されずに残っている」と訴えた。

 集会には守さんのほか、「全国犯罪被害者の会(あすの会)」顧問の岡村勲弁護士や、常磐大学の諸澤英道・元学長(被害者学)らが出席。国会議員や支援者ら約150人が傍聴した。

 守さんは現在の被害者支援策を「私の子供の事件が発生した当時と比較して大きく改善したと思う」としながらも、「この程度で十分ではないだろうか、という雰囲気を感じる」と不満を述べた。

 そのうえで、加害男性が平成27年6月に手記「絶歌」を出版したことを「表現の自由以前の問題」と非難。「このようなことで被害者遺族がさらに苦しむことのないように、早急になんらかの規制を実施してほしい」と求めた。

 集会後の会見で諸澤氏は、自ら起こした犯罪を基に利益を得ることを禁じた米国の「サムの息子法」と同様の法制定に向けた議論を国会に要望。土師さんはこの20年間を「次の遺族がみじめな思いをしたらあかんやろうという気持ちで活動してきた。活動を続けることが、亡くなった子供のためにできることだと思う」と振り返った。

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