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【依存~断てないギャンブル(7)】「依存は回復できる」 施設入所の7割は再発なく社会復帰 地域・医療機関の連携と情報共有

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【依存~断てないギャンブル(7)】
「依存は回復できる」 施設入所の7割は再発なく社会復帰 地域・医療機関の連携と情報共有

 依存症について、大田は「誰もが陥る可能性がある」と指摘した上で、「多様なプログラムを踏めば、依存症は必ず克服できる」と言い切る。大田が言うプログラムとは、依存症で苦しむ「マイナス10」から、普通の生活が送れる「0」ではなく、自身が生きたい人生を歩めるようになる「プラス10」への回復過程なのだという。

IDチェック、入場制限…“先進国”シンガポールの試み

 ただ、ギャンブル依存症は、趣味の範囲との線引きが難しく、日本では長らく精神疾患だとの認識は低かった。体系的に心理療法が確立しているアルコールの依存症と違い、地域や自治体、医療機関などの連携や情報共有が乏しく、各団体が個別に独自の支援を行ってきたのが実情だ。

 政府は昨年12月のカジノを中心とした統合型リゾート施設(IR)整備推進法の成立を契機に、支援の土壌を整えようとしている。しかしパチンコをはじめとする業界団体に加え、ギャンブルの根絶を訴える支援団体もあり、それぞれの主張や思惑が交錯して難航も予想される。

 日本よりも、ひと足先にカジノが解禁され、2010(平成22)年にIRが開業したシンガポールでは、国家依存症管理機構が設けられ、薬物やアルコールなどを含む依存症の治療やカウンセリングを、国が主体的に実施している。

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