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【依存~断てないギャンブル(7)】「依存は回復できる」 施設入所の7割は再発なく社会復帰 地域・医療機関の連携と情報共有

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【依存~断てないギャンブル(7)】
「依存は回復できる」 施設入所の7割は再発なく社会復帰 地域・医療機関の連携と情報共有

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 異常にのめり込み、衝動を抑えられなくなる「依存症」に陥る心の根底には家庭や仕事上のストレスによる不安、不満などがあるといわれる。治療は心理療法が中心だが、回復支援を行う関係者は「多様なプログラムを踏めば、依存症は必ず克服できる」と言い切る。

孤独や不安、寂しさに恥、罪悪感…さまざまな葛藤

 近鉄南大阪線の高田市駅(奈良県大和高田市)から歩いて10分ほどの住宅街に依存症からの回復支援を行う施設「セレニティパークジャパン奈良」がある。

 ここでは、さまざまな依存に苦しむ患者らが共同生活を送りながら回復の道を歩んでいる。施設側によると、最も多いのは、ギャンブル依存症で、およそ半数近くを占めている。次いで薬物で3割強、アルコールも1割程度いるという。

 「孤独や不安、さびしさ、同じ過ちの繰り返しによる恥の感覚、そして罪悪感…。依存の形態の違いはあれども、みんな心の中に、こうした葛藤を抱えている」

 自らもギャンブル依存症で苦しんだ経験を持つ施設長の大田宏充(42)はそう説明する。

 施設では、こうした依存に至る心の中の葛藤を掘り下げ、解消する助言を行う心理療法に取り組んでいる。

「マイナス10からプラス10」へ

 平成23年4月に施設ができて以降、系列も含めてギャンブル依存症の患者は総計200人以上。それぞれの葛藤を引き出すのに要する期間は、半年から2年に及ぶこともあるが、約7割は再発することなく社会復帰を果たしていると施設側は説明する。

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