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【経済裏読み】ムチャぶり?文在寅氏の鶴の一声で「仁川国際空港の非正規1万人を正規雇用に」 ロボット導入で合理化方針が一転 

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【経済裏読み】
ムチャぶり?文在寅氏の鶴の一声で「仁川国際空港の非正規1万人を正規雇用に」 ロボット導入で合理化方針が一転 

 仁川(インチョン)国際空港を訪れた韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が「任期内に公共部門『非正規雇用ゼロ』時代を切り開く」と宣言したことが、空港の運営に動揺を与えそうだ。同空港の評価は高く、サービス面や乗り継ぎ面では常に世界トップ級という。今年から清掃・案内ロボットの試験導入を始め、将来的には保安・警備を担当するロボット導入も検討する。業務効率アップを目指す取り組みなのだが、文氏の宣言を受けて空港公社の鄭日永(チョン・イルヨン)社長は非正規1万人を年内に正規雇用に切り替えると発言。「ロボット導入で人員削減」の合理化方針が一転してしまったわけだ。性急な制度変更は各方面に軋轢(あつれき)を産む。早くも新大統領のムチャぶりが始まった?

 最高の乗り継ぎ部門で5年連続1位なのだが…

 仁川国際空港の国際的な評価はすこぶる良い。韓国紙、朝鮮日報(日本語電子版)によれば、国際空港協議会(ACI)の調査で職員の親切さなどのサービス面で12年連続のトップだったという。

 また、聯合ニュース(日本語電子版)は、英国の世界的な航空調査会社スカイトラックスによる「2017ワールドエアポートアワード」で仁川空港が「最高の乗り継ぎ空港」部門で5年連続1位に選ばれたと報じた。日本人旅行者にとっても利便性がよく、仁川経由で欧米などに向かう人も多い。いわゆるアジアの“ハブ空港”として機能しているのである。

開港年で黒字、原動力は外注・非正規雇用なのに…

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