産経WEST

【関西経営者列伝】「信念を貫く」ことが全て 堀場製作所・堀場厚会長兼社長(3)

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【関西経営者列伝】
「信念を貫く」ことが全て 堀場製作所・堀場厚会長兼社長(3)

琵琶湖を臨む「ホリバ・ビワコ・イーハーバー」で歩みを振り返る堀場厚会長兼社長=大津市(山田哲司撮影) 琵琶湖を臨む「ホリバ・ビワコ・イーハーバー」で歩みを振り返る堀場厚会長兼社長=大津市(山田哲司撮影)

 青年期、米国での体験を通じてあらゆることを吸収した堀場製作所(京都市南区)の堀場厚会長兼社長(69)。本社に戻り、経営者としての道を進む中でもその経験を存分に生かした。(牛島要平)

「帰ってこい」兵糧攻め、29歳で本社へ

 米国では大学院にも進み6年半滞在しました。米国の仕事では、一個人としてどう行動するのかが問われるし、そうしないと評価されないということを体感した。自分の信念、価値観にストレートに生きていくべきなんだと学びました。

 創業者の父から「会社を継げ」と言われたことは一度もありません。祖父は京都大教授、大阪府立大の初代学長を務めた学者でしたが、父には「したいことをやらせる」というスタンスで、実際に父は京大在学中に起業した。だから私にも「ああせい、こうせい」とは言いませんでした。

 ただ、米国で博士課程へ進もうとしたときには、さすがに「帰ってこい」と。ここで言わないと絶対に帰ってこないと思ったんでしょう。仕送りを止められ、兵糧(ひょうろう)攻めです。やむなく29歳で帰国しました。

 《本社に戻って海外技術部長となり、昭和57年には34歳で取締役に。海外本部長、営業本部長、生産本部長を歴任した

 海外本部長になって韓国を訪れたんですが、当時は辛いもの、ニンニクが苦手で。行くたびに2キロほどやせました。けれどそのうちキムチも好きになって。そうすると事業成績も良くなったんです。

続きを読む

このニュースの写真

  • 「信念を貫く」ことが全て 堀場製作所・堀場厚会長兼社長(3)

「産経WEST」のランキング