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【関西経営者列伝】遊び心と挑戦「おもしろおかしく」 堀場製作所・堀場厚会長兼社長(1)

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【関西経営者列伝】
遊び心と挑戦「おもしろおかしく」 堀場製作所・堀場厚会長兼社長(1)

昨年5月に本格稼働した「ホリバ・ビワコ・イーハーバー」で思いを語る堀場厚会長兼社長=大津市(山田哲司撮影) 昨年5月に本格稼働した「ホリバ・ビワコ・イーハーバー」で思いを語る堀場厚会長兼社長=大津市(山田哲司撮影)

 計測・分析機器の総合メーカー、堀場製作所は京都を代表する企業の一つで、自動車排ガス測定装置などで世界シェア首位のグローバル企業でもある。「おもしろおかしく」を社是に掲げる独特の社風を築いていることでも有名。学生ベンチャーの草分けだった父で創業者の堀場雅夫氏から25年前に経営を引き継いだ堀場厚会長兼社長(69)は「人こそ最大の資源」との信念のもと、社員の独創力と挑戦精神を結集し、将来に挑もうとしている。(牛島要平)

「モーレツ時代」に一石、あえて社是に

 「おもしろおかしく」という社是は、父が社長から会長になった昭和53年に掲げました。人生のかなりの時間を費やす仕事が楽しくないと、人生そのものがつまらない。仕事をするときは仕事に、遊ぶときは遊びに集中しよう、おもしろいと思ったことにはどんどん挑戦し、やり遂げようというメッセージです。

 当初は、社内でも反対する声が強かったようです。もし製品や納期などで問題があった場合、お客さまに「何がおもしろおかしいねん」と言われるじゃないかと。モーレツに働くことが美徳とされた時代だったし、言葉を表面的にとらえれば何となくちゃらんぽらんなニュアンスに聞こえますしね。けれど、神髄が理解できればとてもいい言葉だし、40年近くたって本当の意味が浸透したなと思っています。

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