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【韓国新政権】時差ぼけ10年…文政権に根付く北朝鮮“包容”策 正男氏殺害も「非難すべきでない」

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【韓国新政権】
時差ぼけ10年…文政権に根付く北朝鮮“包容”策 正男氏殺害も「非難すべきでない」

 韓国大統領選で当選した左派系最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)前代表が10日、第19代大統領に就任した。約10年ぶりの左派政権を率いる文氏を示すキーワードのひとつが「親北」だ。「当選したら北韓(北朝鮮)にまず行く」と発言、直接対話に意欲を見せるが、文氏が政権中枢にいた約10年前の北朝鮮と現在の北朝鮮は、核の力を背景に「完全に違う国になった」(韓国メディア)と指摘されている。文政権が日米との協調でなく、独断的な南北融和に向かうことに危惧が持たれている。

 ■正男氏殺害にも不干渉

 文氏と北朝鮮の近さを示すエピソードのひとつに2007年の国連の対北人権非難決議案採決をめぐる“おうかがい”疑惑がある。盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領(当時)の秘書室長を務めていた文氏が、採決前に韓国は賛成票を投じるべきか、棄権とすべきか北の意向を聞くよう指示していたというものだ。

 結果的に韓国は棄権を選択。決議案を主導してきた日米欧から韓国へ不信の声があがったのは言うまでもない。

 中央日報(日本語電子版)はこの一件を念頭に、北朝鮮がもはや経済協力などと引き換えに核を放棄するような国ではなくなったとし、「2017年の北朝鮮は2007年の北朝鮮と質的に完全に違う新しい国になった」と指摘。

 「ニューヨーク攻撃用核ミサイルの完成に向けた金正恩委員長の疾走を米国の体制保証や韓国の経済協力約束で防ぐのは難しいだろう」との認識を示し、文氏側に現実を直視し、時代にあった対北政策をとるよう求めた。

 しかし、文氏らの北包容政策は10年前と基本的に変わっていないようだ。

北“おうかがい”疑惑・文氏…「北朝鮮の兄弟間の争い。安保に結びつけるな」

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